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 ◆高血圧症の食事療法
 ■静かに忍び寄る“高血圧”にご注意を!
 高血圧は特別な症状が出ないことが多く、サイレント・キラーと呼ばれるほどです。
知らない間に血管や心臓に負担がかかり、やがて突然、脳卒中や心臓病の発作を起こす場合があります。血圧が高いと言われたら、自覚症状がなくても治療を開始!原因となる食塩のとりすぎ、肥満、運動不足、アルコールの飲みすぎ、ストレスなどを解消してください。
◎サイレント・キラーの撃退法
【1】高血圧は心臓と血管に負担!
高血圧の状態を放っておくと、心臓は高い血圧に対抗して働くため負担がかかり、しだいに機能が低下します。また、血管にも高い圧力がかかるため、血管壁が厚くなり、動脈硬化を起こします。その結果、心不全・腎臓病・脳梗塞などにかかりやすくなります。
高血圧とは、上(収縮期)が140mmHg以上、下(拡張期)が90mmHg以上の場合をいいます。
【2】治療は、まず食事療法が大原則
治療を開始するには、まず食事療法が必要。塩分を控え、栄養バランスのとれた食事をとり、アルコールを控えます。肥満ぎみの場合は減量を!禁煙もぜひ必要です。
【3】さらに、定期的に適度な運動を
運動をすると、その時は血圧が上がりますが、続けているとふだんの血圧が低くなっていきます(トレーニング効果)。体操・早歩き・水泳・テニス・軽いジョギングなどを無理なく定期的に行います。
 ■食事療法は、まず塩分を控えることから
POINT 1:塩分は1日6g未満に!
日本人の1日の平均塩分摂取量は11〜12gくらい。高血圧の人は、この半分にすることになります。
塩分は、すべて「塩」からとっているわけではなく、半分は加工食品に含まれる塩分。残りが、みそ・しょうゆ・ソースといった調味料からとっています。
●加工食品を控えめに● ●汁物は、1日1杯以下
調味料だけでなく、加工食品を控えることが塩分のとりすぎを防ぎます。 みそ汁・すまし汁・洋風スープ類などは、おわん1杯で約2gの塩分。なるべく汁物は控え、飲む時も具だくさんにし、量を七分目に。
●めん類も1日1杯以下、つゆを残します ●新鮮な材料で料理を!
うどんやそばなど和風のめん類1人前の塩分は4〜5g。ラーメンは、1人前で7〜8g!
つゆを飲まずに食べても、半分は口に入るのでご注意を。
料理には、食塩が含まれる加工食品ではなく、新鮮な材料を。レモン・かぼすなどの柑橘類を味付けに使うと、減塩に効果的。
●酸味や香辛料、香味野菜を利用 ●洋風の食事も取り入れて
煮物より酢の物にするなど、酸味やわさび・唐辛子・しょうが・ねぎ・しそなどを使うと、おいしく減塩できます。カレーや辛子も血圧に影響がないので、味付けに利用。 洋風の食事は、和風より低塩分。脂肪をとりすぎない程度に取り入れます。
POINT 2:栄養バランスのとれた食事を
●野菜や果物は毎日● ●牛乳は1日1杯 ●肉より魚がおすすめ●
野菜や果物には、血圧を下げる作用があるといわれるカリウムが豊富。野菜は毎食、果物は毎日1個とるようにします。 カルシウムやマグネシウムにも血圧を下げる作用が。両方を含む牛乳を、1日にコップ1杯〜1杯半とりたいもの。 飽和脂肪酸やコレステロールは動脈硬化を進めるため、肉より魚がおすすめです。油を使った料理は1日2品までとし、脂肪のとりすぎに注意します。
POINT 3:食べすぎに注意!
太っている人は、やせるだけで血圧が下がる場合があります。
太っていると心筋梗塞や高脂血症が起こりやすくなります。
食事量を適量まで減らして、ぜひ減量を!甘いもの(菓子・果物・ジュースなど)やアルコールの飲みすぎに注意します。
POINT 4:禁酒・節酒が必要
アルコールをよく飲む人が、アルコールを控えると血圧が下がることは、さまざまな調査で証明されています。
どうしても飲みたい人は、毎日飲まず、1回の量を減らしてください。
POINT 5:ぜひ、禁煙を!
たばこのニコチンや一酸化炭素は、動脈硬化を進め、血圧を下げます。
高血圧といわれたら、ぜひ禁煙を!
 
 ◆今日から始める生活習慣病対策
 ■“生活習慣病”ってどんな病気?



生活習慣病というと、一般的に高脂血症、高血圧、糖尿病などが代表的な病気としてあげられます。さらに、それらによって引き起こされる動脈硬化や虚血性心疾患、脳血管障害、この他にも、骨粗鬆症や歯周病、がんなど、非常に多くの病気が生活習慣病としてあげられています。
生活習慣病のほとんどは、以前は“成人病”と呼ばれていましたが、原因は、加齢よりもむしろ食生活、運動不足、喫煙などの誤った生活習慣にあり、時には子供にも起こることが明らかとなって、今では“生活習慣病”と呼ばれています。
 ■生活習慣病は“沈黙の病気”
高血圧や高脂血症、糖尿病など生活習慣病の多くは、“沈黙の病気”といわれ、自覚症状がほとんどないままに進行します。このため、長い間気づかれずに放置され、ある日突然、激しい苦痛を伴う発作などに見舞われて、重大な結果を招いてしまうことも少なくありません。
生活習慣病に対しては、まず予防に努めること、そして早期発見、早期治療が非常に大切です。
 ■“誤った生活習慣”どうしたらいいの?
生活習慣病は、早い時期から日常生活の中での悪い習慣を取り除く努力を続けて、予防することが大切です。では、生活習慣病の原因となる“誤った生活習慣”、“危険な生活習慣”とは、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか?
食生活 運動不足
過食によるカロリーの取り過ぎは、肥満、高脂血症や糖尿病などを引き起こします。
また、濃い味付けの料理は塩分を多く含み、高血圧などの原因となります。食事は“薄味、栄養のバランス、腹八分目”を心掛けましょう。
運動不足は肥満を招き、さらには高脂血症、高血圧、糖尿病などの原因となります。日常生活の中での適度な運動を習慣づけ、肥満の解消に努めましょう。
※現在、なにかの病気で治療を受けている場合には、医師に相談の上、運動を行うようにしましょう。
ストレス 喫 煙
ストレスは胃・十二指腸潰瘍などの原因となります。また、睡眠を妨げて、自律神経系や免疫系の異常を引き起こし、さまざまな生活習慣病の発症を助長することもわかっています。休息を十分に取り、趣味を楽しむことなどで、ストレスをうまく解消する工夫をしてみましょう。 たばこは血液の流れを悪くして血圧を上昇させるだけでなく、血管に障害を与えて動脈硬化や心臓病を進行させたり、呼吸器疾患やがん、骨粗鬆症などの原因になることもわかっています。禁煙を心掛けましょう。
飲酒
お酒の飲み過ぎは肝臓にダメージを与え、脂肪肝や肝炎の原因となる他、膵炎や高尿酸血症などを引き起こすこともあります。少なくとも週に2日は、飲酒をしない“休肝日”を設けましょう。
 ■健康診断で自分の健康状態をチェック!
 ● 自分の健康状態を知るための最も確実な方法は、定期的な健康診断の受診です。
 ● 健康診断を受けることで、自覚症状の現れにくい生活習慣病も早期発見が
   可能となります。

 ● 最低でも1年に1度は検査を受けるようにしましょう。
 ● 健康診断で自分のからだの状態をチェックし、もう一度生活習慣を見直してみましょう。
 ● 検査結果が正常値から少し外れた場合でも、必ずしも病気であるとは限りません。
   また逆に、病気であっても検査値が正常範囲内になることもあります。
   自己判断をせず、主治医の指示に従うようにしましょう。
 
 
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