イップスとは ~勘違いされていること~

イップス 治し方 治療

イップスとは何か?

「技術不足や練習不足」
「メンタルが弱い」

この二つの要因によって引き起こされていると考えられがちですが

「全く違う!」という事をぜひ!
覚えていただきたいです。

確実に治るとは言い切れませんが
正しい知識があることで改善の可能性を高めることができます。

もう去年になりますが「イップス」についての勉強会に参加してきました。

講師は日本でも数少ないイップス研究を行っている
スポーツトレーナーの石原 心さん

柔道の国際大会や、野球のWBCキューバ代表のサポートをしていたこともある方です。

参考図書はこちら

イップス スポーツ選手を悩ます謎の症状に挑む

気になる方は是非読んでいただきたいです。

では本題の
「イップスとは何か?」です。

簡単に説明しますと
スポーツなどの場面において体が硬直したり、無駄な力が入ってしまい、簡単な動作を失敗してしまう状態の事です。

この症状の発生が多い二つのスポーツから例を挙げると

 野球であれば
・ピッチャーゴロを一塁に送球するときに暴投してしまう。
・バッティング練習のために軽く投げようとするとストライクが投げられない。
・キャッチャーをしていてピッチャーへの返球が上手くできない。

 ゴルフでは
・パッティングで短い距離なのに強く打ってしまう。
・もしくは極端に弱く打ってしまう。

症状は人によって違い、特定の場面だけに出現することが多いですが、深刻な状態になると場面を問わず出現するようになります。

上に書いた野球の例だと「内野への簡単な送球」という場面だけだったのが。
バッターへの全力投球でも出現するようになる、キャッチボールでも暴投してしまうようになります。

スポーツだけじゃない

代表例として野球とゴルフを挙げましたが、イップスになる場面はいろいろなケースがあります。

サッカーやラグビーのスローインやペナルティキック、コンバージョンキックなど。

テニスや卓球では、サーブだけでなく特定の打ち方をしようとすると出現することもあり、フォアでもバックハンドでも関係なく現れるようです。

他にもバスケやバレー、バドミントンなど、知られていないだけでほとんどすべてのスポーツにおいて起こりうる症状だと考えられています。

そして、ピアノなどの楽器を演奏するときも症状が現れた例もあるそうです。

イップスとは、特定の動作が普段通りに行えなくなる症状とも言えます。

キッカケによって、スポーツだけでなく様々な場面で起こりえる症状なのです。
それは日常の何気ない動作でも例外ではありません。


イップス 治療 整体

特徴とキッカケ

イップスはまだわかっていないことも多い症状です。

「症状」という書き方をするのも、実は正式な病名が付いていないからなのです。
(名前の由来などは割愛します。)

様々な場面で出現する症状ですが、その症状にはある程度共通した特徴があります。

 動作をしたときに
・動きが固まってしまう
・思うように体が動かない
・力が入り辛くなる
・勝手に体が震えてしまう

こういった特徴があります。

そして、もう一つこの症状が出現しやすい条件として
「微妙な力加減」
というのがあります。

またレントゲンやMRIなどで異常が見られません、他の病気との区別の為にも上記の特徴と共に大事な要素です。

起こるキッカケ

この部分が最初に書いた勘違いを生み出す大きな要因だと思われます。

イップスは緊張した場面での失敗から発生することが多いです。

試合などの観客から見られている場面はもちろんですが、立場が上の人にケガをさせてしまった(ケガをしそうになった)直後や成功して当たり前の状況といった場面での緊張も含まれます。

その失敗から、同じ場面や同じ動作を行うことに障害が発生してしまう。

これが
「メンタルが弱い」事で起きているのではないかと考えてしまう要因の一つではないかと考えます。

上に書いた
レントゲンやMRIなどで異常が見られないことや。

イップスという症状に対する正しい知識が無いこと、そもそもイップス自体がまだ認知されていないことなどから

失敗を繰り返すようになったのは「練習不足」「技術不足」だからではないか?

本人やチームメイト、指導者なども考えてしまう要因ではないかと思います。


イップスの定義

研究が進められているイップスですが、その状態をより詳しく知るために、その定義というものが論文の中で書かれています。

それが
「自動化した動作の遂行障害である」

これだけだととってもわかりにくい...

「自動化」はひとまず置いといて「動作」「遂行障害」から説明していきましょう。

「動作」関してはそのまま、投げるとか振る、といったものです。

「遂行障害」は任務遂行などで使う言葉で「行う・成し遂げる」といった意味です。

動作が成し遂げられない、行えない、という事になります。

そして大事なのがこの「自動化」です。

「自動化した動作」
私たちが日々何気なく行っている動作は「自動化」されています。

歩くときに、右足を出して、左足を出して、その時にどこの筋肉をどのタイミングで使うか、それはどのくらいの強さか、なんて考えている方はいないと思います。

スポーツでも同じく、一つ一つの筋肉の動きを考えて動いている方はいないでしょう。

練習や日常生活で「動作」を重ねるほど、考えないで行えるようになっていく「動作」

「考えなくても」勝手に行える状態の事を「自動化された動作」というのです。

「自動化した動作の遂行障害」

というのは「考えなくても」出来る動作が、上手くできない状態という事になります。

なぜそうなってしまうのか?
「微妙な力加減」で発生しやすいのはなぜか?
「自動化」とはどんな風に身に付くのか?

一旦ここまでで区切って、続きは後編に書きたいと思います。

後編では「運動の自動化」を自転車に効率よく乗れるための方法を例に書いていきます。

良かったら後編も読んでみてください。

後編はこちらから
イップス後編

最後までお読みいただきありがとうございました。


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