むくみを改善するには リンパケア後編

前編からの続きになります。

前編はこちらから
痛い!強いリンパケアは効果があるの?

仕組みや構造から
「強い刺激」をする「リンパケア・マッサージ」はあまりお勧めできないというお話をしました。

今回は効果的にむくみを改善する、リンパケア・マッサージはどんな方法が良いの?
について書いていきます。

船橋 むくみ 咲蛙
リンパの流れは水色で表示

リンパが回収される仕組み

リンパ(液)は静脈が受けきれなかった余分な水分や、細胞での代謝物を運んでいます。

前編で書きましたが、毛細リンパという一番細いところの「末端リンパ」からリンパを回収していきます。

末端リンパの構造上、強く押すと液体の回収能力が低下してしまうということを前回書きました。

ではその後リンパはどう回収されていくのか?

末端リンパに入った後、前集合管という管に一度集まり、そこからさらに集合管に集まって体の中心部に運ばれていきます。

この集合管には、筋肉内部の深在性リンパ貫通リンパ管を通って集まります。

集合管は筋肉とそれを包んでいる筋膜よりも表層にあります。

一番外側の表皮から真皮、皮下組織までの数ミリの空間に末端リンパ、前集合管、集合管があり、刺激をするとき、筋肉に届くくらいの強さではすべてを押しつぶしてしまう可能性があります。

深部の筋肉内で回収されたリンパに対しては、やさしい刺激では効果が無いのではと考える方もいるかもしれませんが、筋膜上の集合管に上がってくるので弱い刺激でも影響を与えれると考えています。

集合管に合流したリンパはそこから体の中心にあるリンパ本管へと運ばれていきます。


船橋 リンパ 咲蛙
出典 株式会社法研発行「六訂版 家庭医学大全科」

足や顔だけをケアするのでは不十分

各部で集合管によって集めれられたリンパはお腹や胸などの体幹部分に移動していきます。

そして、お腹や鼠径部、わきの下周囲に多くあるリンパ節を通ります。

リンパ節では細菌やウイルス、代謝物など捉えてリンパをキレイにする役割があり、通化してキレイになったリンパは最後に左右の首元にある静脈角という場所から静脈へと流されます。

特徴として、右首の静脈には右の上半身のリンパだけが流れ込み、残りの4分の3である下半身と左上半身が左首の静脈に流れ込みます。

このようにして、リンパ管は血管と同じく道路のように体中に張り巡らされています。

リンパはその道路を通っている車です。

足や顔がむくむ、渋滞が起こっていたとして、その原因が足や顔付近のリンパ管の渋滞であれば解決策は簡単です。

しかし、実際にはリンパ節が集中しているお腹や鼠径部、わきの下周囲で渋滞が起きているかもしれないし、首元にある静脈への合流地点が混んでいるかもしれません。

そうなってくると、むくみを感じている場所だけでなく、最後の合流地点、静脈角の所から逆行して渋滞を解消していく方が確実です。


本当はリンパより静脈が大事

ここまでリンパについて書いてきましたが、実際のところ、リンパ管が末端リンパで受け取る液体は静脈が受ける分よりはるかに少ないです。

動脈側の毛細血管から出た100の液体のうち、約90が静脈へ、残りの10がリンパ管に入ります。

そして、リンパを回収する末端リンパには、間質液(回収するべき余った液体)が多いほど液体の回収が活発になるという特徴があります。

むくんでいるほど活発に回収してくれているのですね。

では、活発に回収してくれているのにどうしてむくんでしまうのでしょうか?

それは静脈の流れが悪く間質液を回収しきれていないからではと考えます。

他にも炭水化物の取りすぎや、肥満によって脂肪による圧迫で流れを止めていることも考えられますが。

そうでなくてもむくみに悩んでいる方は多いようですから、静脈の流れがポイントになるのかなと思います。

手術などでリンパ節を取った方だと代謝物を捉える機能が低下するので、その場合にはまた違う対応もあります。

本題に戻ります。

静脈の流れが正常で、間質液をしっかりと回収してくれていれば、リンパ管が受けきれないほどの液体が余ることもなく、むくみも起きにくくなる。

さっきの道路の話でいえば、本流の静脈が混んでいて、回避したリンパが混雑。

混雑したまま合流地点の静脈に行くも、そこでも渋滞していれば、いくらリンパ管が流れていてもそこで渋滞が起きます。

サービスエリアでトイレが混んでいるからと最後尾から押し込んだところで、順番が早く回ってくることはないのです。

むくみを解消したいのなら、まずはリンパの流れ込む静脈の流れが良くないといけません。
サービスエリアならトイレの増設という手段が取れますが、人の体ではそうもいかないので、良く笑う、深呼吸などでお腹の筋肉を動かし、運動で全身の筋肉を動かして血流を良くすることがむくみの対策になります。


実際の施術

最初に書いた通り、リンパは表面に近いところに管がありそこから体幹部に運ばれていきます。

表層の施術なら、皮膚を数ミリ押しながらゆっくりと下から上に押し流す。
感覚としてはさするに近い感じ。

血液は心臓から出て心臓に帰るのに40秒くらいなのに比べてリンパはとてもゆっくりです。
足先から静脈角へ戻るのに8~12時間、遅いと24時間ともいわれています。

しかし、その後に書いた通り、静脈が流れていなければあまり良くありません。

深層リンパや静脈は筋肉の中などにあり、その収縮によるポンプ作用で流れています。
(リンパ管にも自分で伸び縮みする力があるのでは?と最近は言われています)

まずは筋肉の伸び縮みによって深層リンパと静脈の流れを活発にすることが先決です。

上にも書いた深呼吸をお腹を刺激しながら行ったり、筋肉を動かす体操をして刺激をした後に、仕上げとしてリンパを流す施術をしていくのが効果的ではないかと考えています。

運動で体温が上がれば血流やリンパの流れはより活発になります。
笑うことでお腹の筋肉を動かすだけでなく、自律神経も活発になります。

だいぶ長くなりましたが、当院の「むくみ」への考え方は現在このような形です。

また新しいことが解明されれば変わるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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手技整体院 咲蛙(しょうわ)

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