3つの画像の違い
「小指側に体重を乗せた状態」
「親指側に体重を乗せた状態」
皆さんはどの状態に近いでしょうか?
親指荷重が多い
バレエのバーレッスンで最初に教わることが多い「プリエ」足を外旋してつま先が外を向いている状態で膝を曲げる動作です。
この動作がしっかり出来ていると、そこから伸び上がった「ルルベ」やジャンプの上達にも繋がります。
バレエに限らず膝を曲げる動作が上手くできない、しゃがむ動きで膝が痛い、といった悩みを抱えている方は「親指荷重」になってしまっている方が多いです。
親指荷重になると膝が内側に入ってしまいます。
すると、つま先と膝の向きが変わり力が逃げてうまく動作に繋がらない、力が一点に集まって痛みが出てしまいます。
足首が重要
ではどうして親指荷重になってしまうのか?膝自体は、そうとう状態が悪くならなければプリエくらいの角度まで曲がらないことはありません。
そこまでの状態になる前に、他の場所の不具合が起きていることの方が多いです。
そこでカギになってくるのが「足首」です。
プリエや、その他のしゃがむ動作では膝を曲げるのと同時に
足首を曲げています。
この動きは「背屈」といって、単独ではつま先をすねに向けて上げる動きになります。
「背屈」が硬いとつま先とすねを近づけることが難しくなります。
そうなった時、足首の構造上すねの骨を内側に逃がすと背屈が出来ます。
つまり、足首が硬いと膝を内側に逃がさないとプリエが出来ない、しゃがむ動作が出来ない、ということになります。
しかしこれは正しい使い方ではありません。
この使い方で何度も練習を繰り返すと、徐々に膝を痛めてしまいます。
無意識に膝を内側へ逃がすクセがつくと、それを直すのも時間が掛かります。
背屈に制限がある、膝が内側へ逃げる、プリエやしゃがむ動作が上手くできないといった悩みがある方は、早めにご相談下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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