骨盤 産前産後 恥骨の痛み

産後に多い恥骨の痛み

骨盤の前側にある恥骨、この場所の周辺が痛くなるという相談をいただくことがあります。

同じような痛みに感じられても良く調べると色々な理由がありますので、注意が必要です。

考えられるいくつかの要因について書いていきます。

妊娠中から痛くなる場合も

恥骨部、下腹部の痛みは産後に訴える場合も多いですが、妊娠中から痛い方もいます。

この症状の中で気を付けたいのが内臓疾患です。

子宮や卵巣の病気、膀胱、尿道の病気の可能性が否定できないので、疑わしい場合は専門科への受診をお伝えするときもあります。

すでに病院へ相談しているなど、その可能性が否定できる場合に下腹部にある筋肉や靭帯、恥骨に関係する痛みについてどの場所が痛いかを調べていきます。

恥骨結合だけではない

出産に向けてホルモンが働き、靭帯がゆるんでくることで関節が動きやすくなります。

この働きと出産時に赤ちゃんが骨盤の空洞を通ることによって恥骨にストレスが掛かり、恥骨結合に炎症が起きます。

こういった時に感じることの多い症状は、脚を上げるのが痛い、歩く、階段を上るのが辛いといったものがあります。

恥骨結合以外にも恥骨にはいくつかの筋肉があり、その筋肉の緊張によって付け根が引っ張られる「付着部痛」というものもあります。

恥骨の上側には腹直筋、下側には5種類の内転筋が付いています。

妊娠中の生活などによって筋肉が硬くなり、生活の中で付け根が引っ張られて痛むこともあります。

どんな動きで痛みがあるのか、痛い場所がどこか、丁寧に調べることで要因を絞り込み、お悩みが早く楽になるように施術しています。

要因が複合する場合もあり、出産によって恥骨結合が負荷を受けて、内転筋に引っ張られて負荷が継続する、強くなるということも多いです。

お腹が大きくなることで腹筋が引っ張られて、妊娠中から恥骨の上側と結合部の両方が痛くなる場合もあります。

重要なことは何によって症状が引き起こされているか？

そこに対して適切な施術やストレッチをすることです。

お悩みの方は一度ご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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