腰痛に悩む方へ 後編

船橋 整体 腰痛

情報が腰痛を減らす?

今回は腰痛対策に日本よりも早く、積極的に取り組んだ国のお話です。

スコットランドやノルウェーといったヨーロッパでも腰痛の知識をメディアで伝えて改善に取り組んでいるようです、研究結果など細かい情報がなかったので今回は詳しくお伝え出来ませんが。

結果が発表されているものとして有名なのがオーストラリアの一大キャンペーンです。

「腰痛に屈するな」
「腰痛は横になるな」といったキャンペーン。

オーストラリアのビクトリア州という都市で、市民に腰痛の知識を広めて患者を減らしたり、医療費の削減が出来るかという実験に近いことをしました。

具体的にはデレビコマーシャルで腰痛の情報を伝える、芸能人やスポーツ選手がこの考えに賛同していることを表明するといったものから。

会社や地域に今までここで書いた様な新しい腰痛の知識をまとめたパンフレットを配って、情報を伝えたりする。

ラジオや雑誌、新聞や屋外の看板広告にもその知識を書きました。

とにかく、より良い知識をあらゆる情報媒体を使って提供したのです。

その結果
・腰痛によって欠勤する人が減少
・腰痛に関する労災の請求は15%減少
・腰痛にかかる医療費が一件あたり20%減少
・経済効果は33億円を超える

これは凄い変化だと思います。
画期的な治療法が発見された訳ではなく、よく効く新しいお薬が開発されてもいません。

ギックリ腰になったとしても、多少動けるなら痛くても動いて、横になって寝ているとむしろ治るのに時間がかかりますよ、などの知識を広めただけです。

個別に素晴らしい腕を持った医師や整体師などが患者さんを施術するのも良いですが、この様な研究やほかのシリーズの話からわかる事は、患者さんの自立も大事ということです。

治してもらおう、という受身の考えから、自分で治そう、そのために1人では出来ないこと、調べても分からない事を「プロを利用」して教えてもらう、という主体的な考えになるとより良いのではないかと思います。

少ない力ですが、僕もこの知識を広めて痛むに悩む方を1人でも減らしたい、そう考えています。

ご自身だけでなく、周りで困っている方、ずーと治療に通っている方に是非お伝えして欲しいと思います。

痛みと一生付き合っていくのか、知識を身につける、主体的に治そうと考え方が変わることで痛みから卒業するのか。

まずはご相談いただきたいです。


気が付かなったら痛くない?

これまでに、体の不具合だけが腰痛の原因ではない事を書いてきました。

痛みと脳の関係についても書きましたが、実際の出来事を一つご紹介いたします。

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患者様を施術している時、本人がここは痛いところだ、と主張していて、実際に確認程度で押すと結構痛がる場所があります。

しかし、その場所の周りを施術したり、刺激が伝わらない様なストレッチをしたりして、会話も弾んできたところで、主張していた痛い所を押してみると、会話は途切れず進み「痛くないですか?」と質問しても「大丈夫ですよ」となり痛みはどこかへ行った様子。

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「痛み」というのはとても曖昧な感覚であると思います。

脳の中で、痛み刺激を受けた時に活動が興奮する場所は、実際の刺激だけでなく他人が痛そうにしている映像、痛みという文字にも反応する事が新しく分かって来ています。

これはその7で書いていますので良かったら見返していただけると嬉しいです。

痛みを感じているか、検査機器の発達により、脳の活性化状態を見える形で判断出来るようになりました。

ある研究では脳の活性化具合を見る機械を付けて観察をしながら、刺激を加えた時の状態を見たところ。

ただ刺激を加えた時に比べて、ほかの場所
(例えば手を刺激するなら足に意識を集中させる)
すると、脳の活性化は弱く、あまり痛みを感じていない可能性がある事が分かった。

まさに上に書いた体験の様な事が、科学的に裏付けられた状況です。

ちなみにさっきのエピソードで、意識をそらしたら痛くないと言う患者様ですが、改めて「さっき痛かった」ここを押すとどうですか?と聞くと「やっぱりまだ痛い」と返ってきます。

そういった事は少なくないので、それだけ痛いという感覚が「体の状態」だけでなく「脳の状態」にも左右されている事を感じています。

今は仕組みを勉強した事でより理解が深まり、治療に活かす事が出来ています。


まとめ

腰痛に関してはこの記事で一区切りとします、記事を読んでいただきありがとうございました。

これまでに書いてきたのは
・腰痛の原因を調べるのにレントゲンやMRIなどの画像診断をすぐにしなくても良い。
・手術をしても、数ヶ月後の改善具合は手術しなかった場合とあまり変わらない。
・ヘルニアでも無症状の人は多い
・体を動かす仕事や体重が重いといった負荷は椎間板や腰骨の状態にとってプラスになる。
・脳の状態によって痛みの感じ方が変わる事が分かってきた。
・痛いから治るまでに安静に、それはマイナスの要因。
・知ること、理解して分からない事で起きる「不安」や「恐怖」を和らげる事で痛みを軽減出来る。
といったもの。

僕一人の個人的な経験ではなく、多くの研究者が沢山の人を治療した資料をもとに分かってきた情報です。

多くの腰痛研究者が時間をかけて解明してきた成果でもあります。

そこに自分の体験を合わせて説明をしてきました。

新たな発見をもとにした取り組みも、海外では成果が出ている事が証明されつつあります。

皆様がより良い改善法に触れる機会が増えれば、腰痛を始めとした慢性的な痛みに悩む方も減るはずです。

シリーズは一区切りとなりますが、なるべく情報の提供は続けて行くつもりですので、これからもよろしくお願い致します。


当院の場所

手技整体院 咲蛙

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千葉県船橋市本町2-29-8 マルヤスビル2号室(1階)

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