いくつもの治療院を回ったけど良くならない
今回施術させていただいたのは70代の女性。(記事にする際には患者さんより掲載の許可をいただいております)
10年以上前に腰を痛めて以来、違和感と再発の不安があり。
3~4年前から腰痛を感じ始める、その時は特に痛めた原因は無く、いわゆる慢性腰痛の状態。
これまでにどんな治療を受けてきたかをお聞きすると
カイロをするところで
「バキっと腰をひねる施術が怖かった」
整体や接骨院で
「腰をしっかり揉んでくれたけど良くならない、むしろ悪化した」
整形外科では
「手術を提案された」
といった経過があり、良くなることをあきらめ気味な状態。
「もう手術しかないのかしら、でもなるべくしたくない」
今回は娘さんの紹介で来院されたのですが、こういったいくつもの治療院、病院を回ったけど...
という方が当院では多いように思います。
腰が真っ直ぐにできない
来院されたとき、シルバーカーという手押し車を使って歩いて来られました。腰痛と同じくらいに悩んでいたのが腰の曲がった姿勢。
画像はイメージですが、来院されたときは本当にこれくらい、30~40度お辞儀した状態から体を真っ直ぐにできない状況でした。
頑張って体を伸ばそうとすると、腰が痛くなってそれ以上体が起こせない。
そうなると腰に何か問題があって、痛みが出てしまい曲がった状態になってしまっていると考えるのかもしれません。
しかし他の動きを確認すると色々なことが分かってきます。
前へ体を倒していくと、手のひらが床に付くほど柔らかい。
ひねったり、体を横に曲げることもできるし前屈同様痛みはない。
ベッドに寝てもらうと、寝返りもスムーズに出来る。
他にもいくつか検査をしてみて
「腰は悪くない」
そう感じました。
曲がった状態から体が起こせないのは、体の前面、お腹周りの筋肉が硬いことが大きく関わっていました。
腰痛でうつ伏せが危ない
(記事へ移動します)
過去に、この記事でも書いていますが、腰痛を引き起こしているのが
必ずしも腰や体の後面とは限らないのです。
今回の患者様も腰などの後面は多少硬いと感じるところもありました。
しかし、それはお腹周りの筋肉が硬いことで体が丸まってしまい、それを腰の筋肉でなんとか真っ直ぐにしようと頑張った結果、疲労感や痛みを感じているものだったと考えられます。
この患者様には確認で腰の周りを触りましたが、施術自体はお腹周りのみで、10分ほど。
体勢を変えながらストレッチも行い、起き上がってもらうと
真っ直ぐに出来る!!
腰の痛みなどのストレスは無く、体を起こすことが出来るようになりました。
治療院や病院のそれぞれの先生によって見るポイントや重要視していることが違うので、一概にそれまで受けてきた施術が間違っていたとは言いません。
今回は、腰の痛みや疲労感、体が真っ直ぐにできない要因が腰ではなかった。
そこが発見してもらえなかったことで徐々に悪化していたのだと思います。
お話を聞くことの重要性
今回のような症状を感じている場所と
症状を引き起こしている場所が
違うことはとても多いです。
脳と痛みの関係
(記事へ移動します)
この記事や他の所でも書いていますが、場所だけでなく、そもそも筋肉や関節でもない、脳が痛みを引き起こしている、強く感じさせていることもあります。
ですから、当院では「対話」を大切にしております。
患者様には
痛みを取るだけでなく、施術を受けることで解決したい悩みや、達成したい目標を持っていることがほとんどです。
今回は
姿勢を真っ直ぐにしたい
シルバーカー無しで歩きたい
という願いがありました。
こういったことを理解することや、そのためにどんなことが必要かを対話によって明らかにしていくことが大切だと考えております。
施術だけで終わるのではなく、不安に感じていることに答える、自宅でできる体操を一緒に練習するなど、院を出た後も良い状態が続くように色々なサポートをしています。
画面ばかりでこちらを見てくれない
痛い思いをした
悪化した
などの経験から、施術を受けることに怖さを感じている、良くならないとあきらめてしまっている方から相談をいただきます。
同じような悩みをお持ちの方は一度ご相談いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【当院の場所】
手技整体院 咲蛙
京成線 京成船橋駅から徒歩5分ご予約はお電話か予約フォームより
電話 047-779-1994
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