四十肩、五十肩とも呼ばれるこの症状はどうして起きるのか?
今回はそういったところを書いていきます。
四十肩、五十肩ってそもそも何?
これに関しては別に記事を書く予定です。
外転と挙上
悩んでいる方の多い上がらないという症状は、肩関節の動作でいうと「外転」と「挙上」と呼びます。外転は、気を付けをした状態から腕を真横に挙げていく動作で、脇を開くような動きとも言えます。
挙上は、腕を前に挙げていく動作で、前ならえの形を通過して頭上に上げます。
この二つの動作が制限されることで日常生活に支障が出てきます。
肩関節は2つある
外転と挙上に制限が出てしまう要因を説明するためには、肩関節について知っておいてほしいことがあります。それが「肩甲上腕関節」と「肩甲胸郭関節」です。
肩関節というと、ほとんどの場合「肩甲上腕関節」のことを指しますが、肩の動きにはもう一つの関節もとても大切です。
「肩甲胸郭関節」は「肩甲骨」と「胸郭(肋骨)」の関節です。
実はこの関節の動きが悪くなることで、肩甲上腕関節に負荷を集中させてしまい、痛みを出す場合があります。
肩の痛みがひどいときに「動かせないし、動かすと痛いからなるべく使わないようにしよう」と考える方もいます。
しかし、肩甲骨の動きを良くしないといけないケースの場合は逆効果で「動かさない」ことで「もっと動かせない」状態に悪化することがあり注意が必要です。
※肩甲胸郭関節は本来は関節ではありません、骨同士が繋がる関節は肩甲骨では鎖骨と上腕骨のみで、肋骨とは筋肉で繋がっているだけです。
どうして腕も痛いのか?
お悩みの方に痛みについて聞くと、肩が痛いという場合と、腕の辺りも痛いという場合があります。痛い場所については、どの場所に負荷が集中しているかや、傷付いているかによって変わりますが、非常に多いのが肩の外側の出っ張り部分と肩甲骨の肩峰という部分の間。
そして肩の筋肉である三角筋の付け根です。
三角筋の付け根は結構長く、腕の骨の半分近いところまで伸びています。
「最初は肩が痛かったけど腕に移った」「肩の動きが悪いのだけど腕が痛い」
こういったケースは三角筋の付け根に痛みがあるケースかも知れません。
場所としては腕の痛みですが、肩の動きに関わる筋肉ですから、肩の動きに関わりのある痛みだと考えられます。
インピインジメントとは?
上に書いた腕の痛みとともに肩の痛みで多い、肩甲骨と腕の骨の間での痛み。肩甲骨の「肩峰」と上腕骨の「大結節」という部分になります。
腕を下ろしている状態では、この肩峰と大結節に隙間があります。
通常は、肩を外転したときに大結節が上に移動して肩峰の下に滑り込みます。
しかし、なんらかの要因でこの滑り込みが上手くいかず、大結節が肩峰にぶつかってしまいます。
これによって痛みが発生する場合もありますが、もう一つ。
「インピインジメント」というものが発生して起きる痛みもあります。
大結節と肩峰の間には「棘上筋」という筋肉があります。
この「棘上筋が」大結節が肩峰に滑り込むときに間で挟まってしまいます。
この「挟み込み」のことを「インピインジメント」と呼びます。
三角筋の付け根部分での痛みと、肩峰と大結節間の痛み、この二つの痛みが「外転」と「挙上」を制限する要因となる場合が多いです。
肩の痛みの施術では、こういった痛みがどうして起きるのか?
肩がスムーズに動くためにはどんな体の状態になっていると良いか?
全身の連動も含めて、動きや力の入り具合を確認して施術のポイントを考えます。
今回は動きを制限する要因とその痛みについて書きました。
次回は、どうして三角筋に負荷が集中して付け根が痛くなるのか?
大結節が肩峰の下にうまく滑り込めなくなるのは何故か?
ここについて書いていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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