膝に水が溜まっていて、動かすと痛みやダルさのようなものを感じる。
脚に体重をかけるのも痛みがあるし、しゃがむのもかばいながらじゃないと出来ない。
そんな状態で来院されましたが、心配事は症状だけではありませんでした。
「職場の人から水は早く抜かないとダメだよとか、放っておくと膝が変形しちゃうよって言われたんです。」
もしかして変形性膝関節症とかっていうのになってしまうのかな...
膝の調子が悪いと知ったら、会う人会う人水は抜いた方が良いと言われて不安があったみたいです。
というのが今回のお話のテーマになります。
結論を先に行ってしまいますが、というよりタイトルに答え書いてますが 笑
水を抜いても解決にはなりません。
溜まっているから水を抜く、それって起きている現象に対処しているもので、対症療法って呼んだりします。対症療法と治療については別の記事でも書いていますのでこちらへ。
https://www.syo-wa.com/2019/10/blog-post_22.html
人間の体はとっても良く出来ています。
無駄な事はしません、理由のない現象は起きないのです。
膝に水が溜まるのにも理由があるはずです。
解決するならば、その理由の解明が大切なのです。
ではその理由はなんなのでしょうか?
考えられる理由として、保護として溜まっているという説があります。
溜まっているのはほとんどが関節の動きを滑らかにするための関節液です。
人によって少し変わりますが、透明から少し黄色っぽい液体です。
組織が傷付いて炎症した腫れとは違うので、動かしにくい、重い感じがするというもの。
関節液が溜まっている事で痛いのではありません。
水が抜けた、注射という治療をしてもらったというプラシーボ効果で痛みが軽減する事はありますが、痛みが出ない状態になる為には水を抜くだけでは不十分だと考えます。
関節を動かす時には摩擦が生まれます、つまり熱が発生します。
通常なら問題にならない摩擦熱が、いつもより高くなる場合、冷却したくなるので関節液を増やすのではないか?
というのが保護として溜まっているという考えです。
似ている要因ではありますが、関節の一部分に負荷が集まるような使い方をしている場合に、その場所の負荷を軽減する為に関節液を増やすという事も考えられます。
一部分は関節に負荷がほとんど掛からず、他の一部分には力が集まる、そうすると滑りが悪くなってしまうので関節液を増やす事でなるべく滑らかな動きが維持できるようにしたい。
こういった理由によって水が溜まっているのだとしたら、水を抜くと体はこう考えるのではないでしょうか?
「いや、その水必要なんだけど!」
そうだとしたら水を抜いてしまうと体は困ります、そしてまた水を溜めます。
水が溜まる要因が一時的なもので、抜いた時にはもう解決していたなら、もしくは次に溜まる前に解決していれば、水を抜いた事で良くなったと感じてしまうでしょう。
しかしそれは体が自らの力で良くなるように働いてくれていたから解決したのであって、水を抜いたから解決したのではありません。
上に書いたような要因によって、膝への負荷が強くなっていることが痛みにつながるとも考えられます。
ということは、水が溜まる要因を解決することは痛みの解決にもつながります。
何度も水を抜いた経験がある、定期的に水を抜いてもらっている。
そういった方は、どうして水が溜まるのか?
一度考えてみてはいかがでしょうか?
良ければ一緒に考えさせていただきます、一度ご相談下さい。
一例として
ちなみに。冒頭の患者さんは一回の施術で痛みも違和感も無くなって、その場でちゃんとしゃがめるようになりました。
悪かった方の脚に荷重しても違和感もない状態です。
その患者さんの場合は足首の動きに制限があって、膝を真っ直ぐ曲げられないことが大きな要因でした。
大切なのはどうして水が溜まるのか?
理由を解明する事が重要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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